ダイエットという言葉で何を連想しますか…?
個人的には永遠に完了しないゴールのような印象があります。
これは健康管理にも通じる個人的偏見と言い換えることもできます。
何が言いたいかというと、強い関心が芽生えたときには少し手遅れなのかもしれない…
自分の中で優先順位が低かった事柄が突然頭を支配する。
そうなんです、今までは優先順位が低かったのです。
しかし、優先順位がトップクラスに上り出るともう気にせずにはいられません。
寝ても覚めてもそのことばかり考え、実践し、日常をコントロールし続けなければならなくなります。
何をコントロールするのかと言えば、それは当然食事なのでしょう。
食事はなかなか制御が効きにくい生理的現象との闘いです。
ついつい食べ過ぎたり、カラダにとって不必要なものを過剰に摂取したり…脳は誤った生理的欲求に暴走しがちです。
自分の一部であるにも関わらず、脳はまるで他人のようです。
脳はインプットされる情報に惑わされることが多いので情報も制御する必要があります。
こういうことを考えていくと単にダイエットや健康管理を習慣化すること自体なかなか骨が折れることになります。
でも、突き詰めていけば自分がストイックに取り組むしか手はないという点においてはわりにシンプルなのですが、現実問題としてストイックにもなりきれない人がほとんどです。
ダイエットの公式で「摂取カロリー<消費カロリー」という非の打ちどころのない理論がありますが、なぜか人はこの公式に当てはまらない例外を探そうとします。
この先期待して読んでも、そんな例外的なメソッドは出てきませんよ。
人間は合理的な考えで楽をして目的を遂げようとしますが、この公式に則ってダイエットを遂行しようとすれば摂取カロリーを制限して抑えるか消費カロリーを増やして取り込んでしまった過剰なエネルギーを処理するかの2択です。
両方出来れば言うことはありませんが、公式通りどちらか一方をコントロールしながら生活を送ればダイエットを成功に導くことが出来ます。
まあ、どちらを取っても楽ということはありませんが…
先日読んだ本をご紹介します。
この本は消費カロリーを筋トレで稼いでいくという視点で理論的に書かれています。
とてもためになると思うので、ダイエットや健康管理の優先順位が自分の中で上がったなと感じている人におすすめです。
私も現在自重筋トレを習慣化しようと格闘しているところです。
理由はホルモンのコントロールがメインで、トータル的な健康管理に筋トレが有効だと想定しての習慣化です。
ボディーメイクというよりもむしろカラダの内側の調整です。
内側が変われば自然に外側も変わるのだと思っています。
検証過程なので、もしも効果が顕著に出たときにはまたご報告させていただきます。
本文に部分痩せは可能か?という小テーマで論じている内容を少しだけご紹介します。
ホルモンは内臓組織からしか分泌しないと考えられてきたのですが、最近では筋肉を一定の強度で収縮させると筋肉自体からもいろいろなホルモンが分泌されるのだと分かってきたようです。
筋肉から分泌されるホルモンをマイオカインと呼び、そのなかにIL-6(インターロイキン6)というホルモンがあります。
IL-6は免疫系の炎症を抑えたり周囲の脂肪を分解したりする働きがあるようです。
なので、痩せたい個所を絞って筋肉に負荷をかければ部分痩せも理論的には可能かもしれないということが言われてきたようです。
それでもその部分だけ筋トレをすることの方がむしろ困難で、ある程度連動して筋肉を動かすことになるので食事を制限しつつトータル的に筋トレをするほうが自然にボディーメイクできるのではないかという結論でした。
いずれにしても近道はないといったところでしょうか…
でも、カラダって優先して努力した分ちゃんと返ってくるのでやりがいはあると思います。
頑張りましょう!!!
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